債務整理をする人が増えている理由とは

債務整理は借金問題を解決する手段として利用されるものですが、ここ数年で利用者が目立ってきているという傾向があります。理由としては長引く不景気です。最近は景気も回復傾向にありますが、10年以上もの不景気で、職に就くことが困難な時代が長く続きました。ローンを利用して車や住宅を購入しても、返済の途中で失業などが原因で収入が途絶え、返済ができなくなってしまう人が多くなったことが理由の一つです。

これ以外では、債務整理が身近な存在になったというのもあります。債務整理を行うには、法律をよく知っている専門家に依頼するのが一般的です。昔はあまり縁のない職業としてのイメージでしたが、ネットが普及することで一転しました。専門家が所属する法律事務所がホームページを公開しているケースが多く、誰にでも法律事務所について調べたり、無料相談などを利用しやすくなっています。

さらに法改正も後押ししています。昔は法律の上限を超えた金利で融資する業者ばかりでした。法律が厳格でなかったのが主な理由です。現在では、貸金業に対する金利の法律が厳しくなったことで、現在払い続けている借り入れの利息を計算し直し、法に触れていることを貸金業者と交渉して、払いすぎている利息分を元本から差し引いたり、今後の返済は元本だけで済むような債務整理の方法がしやすくなっています。

長い期間、借金問題で苦しんでいるのなら、躊躇せず、法律事務所の門をたたいてみることをおすすめします。

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